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ぼびーのつぶやき

吃音のある中高生のつどい2017 第2回を行いました

2017年07月28日




 2017年7月28日(金)19:00〜21:00に金沢大学角間キャンパスで、吃音のある中高生のつどい2017の第2回を行いました。

 

 今回は、中学生1名、高校生1名の参加がありました。また、スタッフとして、石川言友会の会員の方、金沢大学の学生さん計7名にご参加いただき、小林を含めた計10名で活動を行いました。少し少なめの参加者だったのですが、その分、お一人お一人とじっくりとお話ができました。
 
 つどいでは、以下のようなことをしました。
 
(1)参加者の自己紹介
(3)マニアックな話大会
(4)休憩
(5)言友会会員の方によるミニレクチャー
(6)吃音の不安や質問
 
 まず、参加者による自己紹介を行い、その後、マニアックな話大会と称して、参加者から、各々が興味・関心のある他の人から見たらマニアックな事柄についてお話をしました。参加された中高生2名とも、それぞれがはまっているゲームについて、マニアックに熱く語ってくれました。
 
 続いて、5分間の休憩の後、石川言友会の会員の方から、「『聞くこと』と『話すこと』」というタイトルのミニレクチャーをしていただきました。この方は、営業職のお仕事のご経験から、お客さんに商品を買って貰うためには、「話すこと」よりもお客さんの話を良く聞き、お客さんに「話を聞いてもらえた」という満足感を感じてもらうとともに、お客さんの話の中からお客さんが求めているものを探っていくことが大切であるとお話されました。また、お客さんと自分の発話量の比率は、8対2程度とお客さんの話がかなり多くするのがよいともお話いただきました。
 
  最後に、吃音の不安や質問について、中高生、言友会の会員の方から出していただき、それについての話し合いをしました。中高生のひとりは、「新しい場所での自己紹介が苦手で、つまってしまうことが多い。特に自分の名前が言いにくい。そのため、自己紹介への不安が強い」とお話してくれました。新しい場所での自己紹介は、多くの吃音のある人が苦手とする場面で、本日参加した言友会の方も、異口同音に自己紹介への不安をお話しました。吃音のある人にとって自己紹介で吃音が出ることは、単にうまく話せないというだけでなく、良い第一印象を相手に与えることに失敗したことを意味します。そのことについての共感的なコメントがいくつか出された他、言友会の方からは、メモ書きしながら自己紹介をする(特に、読みにくい漢字の名前をしている人は、紙に字を書いて示すと文字の情報も同時に伝わり相手に分かってもらいやすい)などの話し方の工夫の提案がありました。もう一人は、「今、吃音で悩んでいることはない」と答え、その理由として、吃音のことをオープンにしているから、とお話してくれました。中学生で吃音のことをオープンにできるのはすごいことだと思います。なかなかオープンにできないしんどさを実感している言友会の方からは、吃音をオープンにしていることについて、賞賛のコメントが寄せられました。
 
 次回のつどいは、9月後半に開催予定です。次回も、充実した会となるよう努めていきたいと思います。

 


吃音のある中高生のつどい 活動報告