HOME | きつ音にこまるみなさん | 「きつ音」のなやみを少なくするには...

きつ音にこまるみなさん

「きつ音」のなやみをすくなくするには...

 

「きつ音」のなやみをすくなくするには...

きつ音の悩みを少なくする方法は色々あります。また、一人一人のきつ音のタイプによって、役に立つ方法は違います。だから、様々な方法から、その人その人にあった方法を見つけることが大切です。ここでは、きつ音の悩みを少なくする方法をいくつか紹介します。

 

周りの人に働きかける

学校の先生やお友達などの周りの人に、吃音をきちんと理解してもらい、良い対応をしてもらったり、どうしても話せない時の対策を考えてもらったりすることで吃音の心配が少なくなります。
 

吃音の理解

あわてていたり、落ち着いていなかったりするわけではない
かんでいるわけではない
しんどいのは、力が入って言葉で出てこないこと
言いにくい言葉、場面がある
言える時もある      など

 

良い対応

「ゆっくり」「ゆったり」と話す
言葉が出てくるまで待つ
話の中身に注目する
言いやすい言葉や状況を作る
どうしても話せない時の対策を考える
からかいを許さない  など

 

どうして話せない時の対策の例

音読は、先生や他のクラスの人を一緒に読むようにする
担任の先生と、授業の発表で「答えはわかるけど、吃音で話す自信がないときの秘密のサイン(例えば、話す自信がある時は5本指、話す自信がないときは親指を折り曲げた4本指で挙手するなど)を決める
朝の会や号令のセリフを、吃音が出にくいものに変えてもらう
当番を2人にして、号令などを一緒に言うようにする など

 

自分自身に働きかける

吃音について学んだり、吃音の話し方を軽くするための練習や対策をしたりすることで、吃音が出るのを少なくなったり、吃音が出る時の心配や辛い気持ちが軽くなったりします。
 

吃音を少なくしたり、軽くしたりする方法

吃音の勉強
吃音の話し方を軽くする工夫や練習
吃音が出る時の心配や辛い気持ちを軽くする工夫や練習
毎日の生活の中での発話・コミュニケーションの乗り切り方を考える など

 
なお、これらの方法の中には、専門の先生の指導がないとできないものがあります。また、どの方法が合っているか自分では判断出来ない場合もあると思います。そこで、これらを行う際は、専門の先生(きつ音に詳しい、ことばの教室教員や、言語聴士、医師等)に相談されることをおすすめします。