きつ音にこまるみなさん

「きつ音」クイズ

 

「きつ音」クイズ

きつ音について、 みなさんにしってほしいことを○×クイズにしました。 いくつできるか、チャレンジしましょう!!

こたえ  ×

きつ音のある人は、だいたい人口の1 % (100人に1)ぐらいいるといわれています。日本の人口はやく12,000万人ですから、その1 % とかんがえると120万人ぐらいのきつ音のある人がいる計算になります。

こたえ ×

きつ音のある人は、世界中どの地域でも、人口の1 % ぐらいであることが知られています。きつ音のある人は、日本にも、アメリカにも、中国にも、インドにも、アフリカにも、おなじぐらいいるのです。

こたえ ×

どうしてきつ音になるか、はっきりとしたことはまだわかっていません。しかし、左ききを右ききにかえてもきつ音にならないことは、これまでの研究でわかっています。また、「ほかのきつ音のある人の話し方をまねてうつった」、「おかあさんやおとうさんのそだて方がよくなかった」、「ちいさいときにいけないことをした罰があたった」、「小さいときにどんぐりを食べた」ことでもきつ音にはなりません。

こたえ ○

きつ音が出はじめる年齢は、人によって違いますが、いちばん多いのは2~4歳で、やく6~7割はこの時期にきつ音が出はじめるといわれています。しかし、6~7歳にきつ音が出はじめる人も1~2割ぐらいいますし、小学校高学年や中学生、おとなになってから出はじめる人もいます。

こたえ ×

きつ音のある人には、たしかに「あ」行ではじまることばがにがてな人がいますが、そうでない人もおおぜいいます。また、「か」行がにがてな人、「さ」行がにがてな人、「は」行がにがてなひとなどもたくさんいます。

こたえ ○

きつ音がかなりでている人でも、歌を歌う時に吃音が出ることは少ないようです。きつ音が出にくい場面は、そのほかにひとりごとを言う、ぬいぐるみやどうぶつ、小さい子どもに話しかける、ほかの人といっしょに声をあわせて話すなどがあります。

こたえ ○

きつ音のある人にも、アナウンサーや俳優として活躍している人がいます。また、学校の先生、セールスマン、歌手など、たくさん話さなくてはいけない仕事をしているきつ音のある人もおおぜいいます。

こたえ ×

おとなになったきつ音のある人には、ほとんど目立たないくらいきつ音が出なくなる人がいます。また、子どもの時にくらべると、きつ音がでる回数が少なくなったり、話す時のイヤなきもちが少なくなったり、きつ音の時にことばが出るまでの時間がみじかくなったりする人もおおぜいいます。

こたえ ○

古代エジプト時代(いまから約4,000年まえ) に使われていた、ヒエログリフという絵文字に、「話そうとしてるが、声がかべのようなものにさえぎられてうまく話せない人」が描かれており、きつ音のある人をあらわしているのではないかとかんがえられています。このように、きつ音は、わたしたちが生まれるずっとまえの時代から、わたしたちを悩ませた問題だったようです。

こたえ ×

きつ音のある人は、おおぜいの人の前で発表する時や電話をかける時にきつ音がでやすい傾向があります。ただし、すべてのきつ音のある人がこれらをにがてとしているわけではありません。なかには、おおぜいのまえで発表したり、電話をかけたりする時のほうがきつ音がでにくいという人もいます。

こたえ ○

きつ音の話し方には、くりかえし(わ、わ、わたし)、ひきのばし(わーーーたし)、つまり(......わたし)があります。そして、体に力がはいると、きつ音の出る回数が多くなったり、ひきのばしやつまりなどのより話しにくいタイプのきつ音がふえることが知られています。

こたえ ×

あなたは、もしかしたら、きつ音をよくするための努力を一生懸命しているのに、なかなかきつ音がよくならないでがっかりしているのかもしれません。しかし、きつ音がよくならないのは、けっしてあなたの努力がたりないからではありません。きつ音の改善のための練習の成果が出るには長い時間が必要なのです。そこで、きつ音の改善には、話し方の練習や、いろいろな場面をさけないで話しつづけることを、地道にやりつづけることが必要なのです。