「吃音サポートブック」の有効性に関するアンケート調査
説明をご覧いただき、アンケート調査にご協力いただける方は、「調査に協力する」をクリック・タップして下さい(「Google フォーム」に移動します)
説明
近年、発達障害のある子どもなどを対象に、サポートブック作成の取り組みが行われています。サポートブックとは、進学や進級などで子どもを取り巻く環境が変わっても一貫した支援が継続して行えるよう、子どもの抱える困難やこれまで受けてきた配慮・支援を冊子にまとめたものです。発達障害のある子どもなどの支援では、サポートブックの有用性が広く認められており、希望者に配布をしたり、Web上から様式をダウンロードできるようにしたりする都道府県や区市町村が増えています。しかし、吃音のある子どもを対象としたサポートブック作成の取り組みは、現時点では行われていません。
そこで、私は、科学研究費助成事業(基盤研究(C)・課題番号21K02703・研究課題名「『吃音のある幼児から高校生のためのサポートブック』を活用した指導・支援法の開発」・研究代表者 小林宏明)の研究助成を受け、吃音のある子どもを対象としたサポートブックを作成しました。「吃音サポートブック」は、(1)吃音のあるお子さんの保護者向け、(2)吃音のあるお子さん(小学生以上)向けからなり、お子さんのプロフィールや家庭、園・学校、専門機関への要望や対応を記録する「吃音サポートノート[保護者版]・[子ども版]」と、吃音の基礎知識やご家庭や学校などへの対応などの情報が掲載された「「吃音情報シリーズ[保護者向け]・[園・学校の先生向け]、「きつ音勉強シリーズ」、「きつ音理解シリーズ]」(動画資料含む)で構成されています。
そして、今回、私は、「吃音サポートブック」の有効性や課題を明らかにする目的で、「吃音サポートブック」に対する評価やご意見をお尋ねするアンケート調査を行うことになりました。本調査の結果は、サポートブックを更に改良する上での貴重な資料とさせていただく所存です。
つきましては、研究の趣旨にご理解いただき、本調査にご協力を賜りたく、ご依頼申し上げる次第です。ご検討の程、何とぞ、よろしくお願いいたします。
募集人数
- 通級指導教室担当教員の先生方 25名程度
- 言語聴覚士の先生方 25名程度
- 吃音当事者(18歳以上)の方 25名程度
- 吃音のあるお子様の保護者の方 25名程度
(計 100名程度)
※いずれも18歳以上の方
調査の概要
- 調査は、Webを用いたアンケート調査(Google Formを使用)となります。調査に要する時間は15分程度です。
- アンケートでは、今回作成した吃音サポートブック及び、サポートブックに付属する吃音情報動画を閲覧、視聴いただいた上で、これらの目的や内容などについての評価やご意見を伺います。
研究体制
【研究責任者】小林 宏明(金沢大学人間社会研究域学校教育系 教授)
研究への協力に伴うご負担並びに予測される危険や不利益
- 所要時間は、15分程度です。
- アンケート調査の回答により、身体的、心理的または社会的危害や不利益が生じることはありません。万が一、問題が生じた場合は、研究責任者の小林が対応致します。
個人情報の取扱いについて
- アンケート調査ではGoogle Formを使用します。Google Formにアクセスする際のIDとパスワードなどは厳格に管理するとともに、アンケート結果のデータは、調査終了後、完全に消去します。
- 本調査では、個人情報(お名前、ご住所など)の収集は行いません。なお、アンケートの最後に、「吃音サポートブック」についてのより詳細なご意見を伺うために実施するインタービュー調査への調査協力についてお尋ねする項目でお名前と電子メールアドレスの記入欄がありますが、こちらは、インタビュー調査への調査協力にご同意いただける方のみご記入下さい(インタビュー調査へのご協力は任意によるものであり、ご協力されないことによる不利益等は一切ございません)。なお、こちらにご記入いただいたお名前、メールアドレスは、インタビュー調査の同意取得及び調査の日程調整、ZoomミーティングのURL送付、同意撤回への対応にのみ使用し、これらが完了した後は速やかに消去します。また、取得した個人情報は、調査に対する問い合せのために、個人情報との対応表を作成した上で、個人情報ファイルとアンケート調査結果ファイルを切り離して別個に管理します(連結可能匿名化)。
- 調査で得た全てのデータは、調査終了後10年間、もしくは本調査に基づく研究発表後5年間のいずれか長い期間が経過するまで鍵のかかる研究代表者の大学内の研究室で保管します(電子ファイルはパスワードをかけた上でUSBメモリー等のインターネットと接続されていない外部記憶装置に保存、紙媒体の情報は専用の保管箱に収納して、研究代表者の研究室内の鍵のかかる保管庫で保管)。その後は、復元不可能となるよう、裁断(質問紙等の紙媒体の情報)とUSBメモリー等からの完全消去(分析データファイルなどの電子媒体の情報)をします。
調査結果の使われ方について
- 本研究の成果は、研究報告書として発表するほか、学会、論文などで公表されることがあります。
調査協力への同意について
- アンケート調査への回答(回答の「送信」を押下)をもって調査協力にご同意いただいたとさせていただきます。
調査実施にあたってのお約束
- 調査の協力は自由意志によるものであり、調査協力を辞退されても何ら不利益はございません。
- 調査項目の中に回答したくない内容や項目がある場合は、ご回答いただかなくて構いません。
- 調査の途中で回答を中止しても、何ら差し支えございません。
- 調査項目の一部を回答しなかったり、調査の途中で回答を中止したりすることで不利益を被ることは一切ございません。
その他
- 本研究は、金沢大学人間社会研究域「人を対象とした研究」倫理審査委員会の承認を受けています。
- 本研究は、科学研究費助成事業(基盤研究(C)・課題番号21K02703・研究課題名「『吃音のある幼児から高校生のためのサポートブック』を活用した指導・支援法の開発」・研究代表者 小林宏明)及び、基盤研究(C)・「吃音のある幼児から高校生のためのサポートブック」を用いた指導・支援の実証研究」・研究代表者 小林宏明、2024〜2026年度科研費研究採択内定)の研究助成を受けて行います。
本件に関するお問い合わせ先
〒920-1192 石川県金沢市角間町
金沢大学人間社会研究域学校教育系
教授 小林宏明
電話 076-264-5513
Fax 076-264-5510
E-mail kobah@kitsuon-portal.jp
説明をご覧いただき、アンケート調査にご協力いただける方は、「調査に協力する」をクリック・タップして下さい(「Google フォーム」に移動します)