「きつ音」あるある
きつ音のある人は、毎日の生活の中で、困ることは様々です。ここでは、きつ音のある人が、こんなこと「あるある」と思わず言ってしまうようなきつ音の困りごとの場面をまとめてみました。
登校
- 交通指導員さんや校門のところに立っている先生に「おはようございます」と大きな声をあいさつできない。「お」のところで口が固まって言葉が出なくなるんだ。
朝の会
- 健康調べで「はい、元気です。○○さん」と言うのがうまく出来ない。「○○さん」って言いにくいんだよね。別の名前だったらつまらないで言えるんだけど...。
授業
- 音読って、他の言葉に言い替えできないから苦手。音読の時は、自分があたらないか、ドキドキして、他の人が読んでいるのは正直、ほとんど聞いていない。丸読みもイヤ。自分があたるところの言い始めの音が言いにくい音だと、ほんと最悪。
- 答えが変わっていても、答えが言いにくい言葉から始まる時は、どもるか心配で手を挙げることが出来ない。答えが分かっているのに、先生や友達に「分からないんだ」と思われていると考えるとくやしい。
- 先生に指された時に、本当は答えが分かっているのに、どもって言えなさそうだから「わかりません」と言っちゃったんだ。
- 発表は、音読みたいに言うことが決まっていないから、言いにくい言葉は他の言葉に置き換えて話せば良いから、少し気が楽なんだけど、数字とか人の名前とかは言い替えができないので困る。
- かけ算九九のテストで、途中でつっかえたらやり直しって、正直しんどい。九九はきちんと覚えているんだけど、きつ音でつまってしまうのはやり直しにしないで欲しい。
- 英語のオーラルの試験を、みんなの前でするのが苦手。うまく話せないし、みんなにどもっているのを見られるのも辛い。
日直当番
- 日直当番がとにかくイヤ。あと何日かいつもカウントダウンしていて、近づいてきたら、それだけで憂鬱な気持ちになる。日直の日の朝は、学校に行く足が重くなる。
- 授業の開始の号令をかけるって苦手。クラスがしんとしたところで「起立、礼」って言うのはものすごいプレッシャー。
- 日直当番の時にする朝の会の1分間スピーチが緊張する。家で、たくさん練習していくんだけど、それでもつまってしまい、練習していないように思われるのがくやしい。
全校活動
- 委員会で全校集会で発表しなくてはいけなくなった。全校生徒の前で発表する時に、どもったらイヤだな。下級生にきつ音のことを笑われるかも。そうしたら、恥ずかしいな。
- 卒業式の時、校長先生から卒業証書をもらった後に、全員の前で「これからの抱負」を言うの出来るかな、恐いよ。
友達関係
- 1対1だとまだいいんだけど、何人かの友達と話している時は、話そうとしてもつまって言葉が出てこなくて、他の友達に話されてしまい、なかなか言いたいことが言えないんだ。
- きつ音のことを真似してくる奴がいて、ほんとムカつく。
放課後
- サッカー習っているんだけど、コーチからいつも「もっと、大きな声ではっきりと話せ」って言われるんだ。きつ音でつまっていると「声が出ていない」と言われるし。どうすればいいかな。
- ハンバーガーショップに行ったときに、本当は「チーズバーガー」が食べたいんだけど、「チ」って言いにくくて。だから、いつも不本意なんだけど、「ハンバーガー」を注文するんだ。ああ、「チーズバーガー」が食べたい。