吃音とは
このホームページをご覧の方の中には、お子様が吃音ではないかご心配されている方が多いと思います。このページでは、吃音の話し方の特徴や、心理的な問題などもその他の吃音の問題について解説します。
吃音の話し方の特徴
吃音の話し方には、大きく次の3つがあります。
語音の繰り返し(連発)
「わ、わ、わたし」、「そ、そ、それで」
語音の引き伸ばし(伸発)
「わーーたし」「そーーれで」
語音のつまり(難発、ブロック)
「......わたし」「......そっ...れで」
次のような話し方は吃音の話し方ではありません(通常の発達でよく見られる「発話の非流暢性」です)
語全体の繰り返し(「わたし、わたしは」)
関係ない言葉の挿入(「わたし、えいと、きのう...」)
言い直し(「わたしと、わたしは、きのう...」)
吃音の心理的な問題
年中さん頃までのお子さんは、自身の吃音に気付いていないことが多く、吃音の心理的な問題はあまり見られません。しかし、年長さんから小学校低学年の頃になると、お子さんの中には、自身の吃音に気づき、以下に挙げるような心理的な問題が見られるようになるお子さんもいます。
思い通りに話せないことに、焦ったり、イライラしたりする
吃音の話し方を「おかしい」「いけない」「恥ずかしい」などと思う
「うまくしゃべれないのではないか」「どもってしまうのではないか」と心配する
言いにくい言葉を言いやすい別の言葉に言い替える(「赤」の代わりに「レッド」というなど)
発話する場面を避ける(答えが分かっていても、「わかりません」と言うなど)
お当番さんや発表の場面を嫌がる
うまく話すことの出来ない自分を否定的に捉える