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ぼびーのつぶやき

第43回日本コミュニケーション障害学会学術講演会で実施された吃音および流暢性障害研究分科会で話題提供をしました。

2017年07月08日




 2017年7月8日(土)〜9日(日)に愛知県名古屋市の愛知淑徳大学星が丘キャンパスで開催された第43回日本吃音・流暢性障害学会で実施された吃音および流暢性障害研究分科会で話題提供をしました。

 

 日本コミュニケーション障害学会には、特定のテーマについてより深く研究や情報交換を行う分科会という制度があります。吃音および流暢性障害研究分科会は、この分科会の一つで、学術講演会のワークショップを中心に活動しています。
 
 本年度の吃音および流暢性障害研究分科会は、「吃音のある幼児・児童の包括的検査バッテリーの開発」をテーマに、小林が研究代表を担当し、広島大学川合紀宗先生、北里大学原由紀先生、福岡教育大学見上松睦先生、国際医療福祉大学前新直志先生、筑波大学宮本昌子先生に研究分担者になっていただいて実施した、科学研究費補助事業「吃音がある幼児・児童・生徒の包括的検査バッテリーの開発」(基盤研究B、課題番号24330263)(2012〜2016年度)の研究結果の報告を行いました。
 
 分科会では、科研費研究で取り組んだ、活動参加及び環境調査(小林)、コミュニケーション態度テスト(CAT)(川合先生)、吃音検査法(原先生)の概要説明の後、参加いただいた方全体でディスカッションを行いました。例年の分科会では、話題提供で時間切れとなることもあるのですが、今年は話題提供いただいた先生方のご配慮で、ディスカッションの時間を長くとることができました。参加いただいた方からの各検査についてのご質問やご意見をいただいた他、吃音のあるお子さんの評価や臨床のあり方について議論ができたと思います。
 
 遅い時間の開催にもかかわらず、分科会に参加いただいた皆様に深く御礼申し上げます。
 
 吃音および流暢性障害研究分科会では、次年度以降も、学術講演会で活動をしていく予定です。今後とも、何卒、よろしくお願いいたします。

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「吃音および流暢性障害研究分科会」
第43回日本コミュニケーション障害学会学術講演会
2017年7月8日(土)17:40〜18:50
愛知淑徳大学星が丘キャンパス12A(第2会場)

概要
 近年、吃音のある幼児・児童の指導・支援においては、吃音の言語症状だけでなく、コミュニケーション態度、実生活における活動・参加の状況、吃音のある人を取りまく環境要因などを包括的・総合的に取り扱う「多要因・多面的モデル」が提唱されています。そして、このことに伴い、海外では、吃音の言語症状、コミュニケーション態度、実生活における活動参加などに関する検査が開発されています。しかし、我が国では、吃音を包括的・総合的に取り扱う検査は開発されていません。そこで、小林、川合、原、見上、前新、宮本は、(1)吃音の言語症状、(2)コミュニケーション態度、(3)活動・参加及び環境を評価する包括的検査バッテリーの開発を目指した研究を行いました。本分科会では、これらの研究の概要について紹介すると共に、吃音のある幼児・児童の包括的・総合的な評価のあり方について参加される皆様と議論したいと思います。

内容
 
17:40〜18:00
話題提供(金沢大学, 小林宏明)趣旨説明、活動・参加及び環境調査の概要
18:00〜18:15
話題提供(広島大学, 川合紀宗先生)CATの概要
18:15〜18:30
話題提供(北里大学, 原由紀先生)吃音検査法の概要
18:30〜18:50
質疑応答・ディスカッション

 


 


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